無理して100点を目指さず50点を目指す人間関係もアリ
職場での人間関係を上手くやろうと思うのは、
社会人として当然のことだと思います。
社会人になると職場で過ごす時間が
一日の中でも最も多い時間となり、
そこでの人間関係の充実が生活の充実に
直結してきます。
上司や後輩、同僚などの同じ職場の人間、
または取引先などの仕事関係の関わり、
そういう人たちとどれだけ良好な人間関係を築けるかが
仕事の成果にも多く関わってきます。
だからこそ、100点満点の人間関係を築きたいと
どうしても思ってしまうものなのです。
でも、それがストレスに繋がってしまうことも少なくありません。
人間関係を上手くやろう、仕事上での人付き合いを良好にしよう、
そういう気持ちが強ければ強いほど、ストレスに繋がってしまいがちです。
なぜなら、職場には色々な人がいるからです。
同じ職場の人も含めて、仕事上で付き合う人というのは、
決して少ない数ではありません。
そして、多ければ多いほど、そこには色々なタイプの人が関わってきます。
性格も年齢も、出身も全然違う人が
たくさん関わってくるのが仕事という場ですよね。
当然中には気の合う人もいれば、
気が合わない人もいるわけです。
そういう人たち全員と100点満点の人間関係を築くことは
到底無理な話なのです。
しかし、仕事という場での関わりである以上、
何としても上手く人間関係を構築していこうと思ってしまうのが、
社会人としての常ですよね。
そして、合わない人とも上手く人間関係を構築しようとして、
大きなストレスを貯めこんでいってしまうわけです。
でも、いくら社会人だとはいえ、
合わない人は合わないわけです。
それは人間ですから仕方のないことなのです。
ですから、時には100点満点の人間関係を諦めて、
50点の人間関係を目指すことも必要なことなのです。
仕事上の付き合いですから、
いくら合わない人だからといって付き合わないわけにはいきません。
嫌いな人だからといって口も聞かない
なんてことは社会人としては許されませんからね。
ですから、仕事に影響が出ない程度に
適度な付き合いをしていく必要はあると思います。
でも、それ以上は必要ないのです。
適度な付き合いをして、軋轢のある関係でなければ、
それで十分合格点にすることも大事なことなのです。
嫌いな人とは”それなり”の人間関係に留めておく、
必要最低限の関わり方さえできればそれでOK、
そういう割り切りも大事なのです。
そうでなければ、ストレスばかりが溜まってしまいます。
ストレスを溜め続けてしまうと、
あなたの方が壊れてしまいます。
しかしここで気をつけたいのは、
これまた全員と50点の付き合いしかしない、
ということにならないようにすることです。
嫌いな人、合わない人とは50点の人間関係でもいいんです。
でも、それ以外に、気の合う人と100点に近い人間関係も
作っておく必要があるのです。
合わない人とは適度な人間関係で留めておいて、
気の合う人とは100点と言える関係をちゃんと気づいておく。
そうしておかないと、仕事上で困難があった時、
問題が起きた時などに相談したり手を差し伸べてくれる人が
いなくなってしまうからです。
仕事というのは、色々なことが起こりますよね。
楽しい事ばかりでなく、大変なこと、辛いことも
たくさん起きるのが仕事です。
そういう時に、味方になってくれる人がいるかどうかって、
気持ちの面でも実務の面でも全然違います。
仕事をしていく上では、いざという時に
心強い味方になってくれる仲間を持つことは絶対に必要です。
ですから、気の合う人とは徹底的に人間関係を
構築しておくことが重要なのです。
何人かそういった仲間と呼べる人さえいれば、
その他大勢の人とは適度な人間関係に留めておいても
職場の中で上手くやっていくことはできます。
だから、数人でいいので、自分の仲間を作っておくことです。
それ以外の人とは、50点満点で十分です。
何も全員と上手くやろうとか、全員と好意的な関係になろうとか
そこまで大層なことを考えなくても十分です。
業務に支障が出ない程度の人間関係。
それがあれば十分なのです。
真面目な人ほど、全ての人と上手くやろうとしてしまいます。
そして、真面目だからこそ自分を追い詰めて、
最終的には自分を壊してしまいます。
最近では、仕事関係が原因で鬱になってしまう人も多くなっています。
そういう人のほとんどが、真面目すぎるくらいな人で、
人間関係の一つ一つに思い悩み、
自分で自分を追い込んでしまうことが多いのです。
体を壊してしまっては元も子もありません。
何よりも自分の体が一番大事ですからね。
そのためには、肩の力を抜いた人間関係の構築も必要です。
50点でいいんだと割り切る気持ちも重要なのです。
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